「指導者」として共有できる喜び

バレエジャポン認定「バレエ安全指導者資格」のコースが間もなくスタートします。

それに先立ち、主催の中谷さんとライブトークでお互いの想いを語り合いました。

https://ballet-tv.com/contents/2760

僕は長年、バレエダンサーとして、アーティストとして活動をしてまいりました。

現在はバレエ講師、ピラティスのインストラクターとして「指導者」として生計を立てておりますが、それもまだ数年間のキャリアですし、バレエに関しては指導者の資格を持っているわけではありません。

そんなことを言ってしまったら「無資格」で活動をしている、などと余りよろしくない印象を与えてしまいそうですが、正直なところ「資格」というものは短期間の低額で簡単に取れてしまう「形だけのもの」もあれば、長く深い勉強をしてきたにも関わらず、「資格という形を採らないもの」だって、世の中にはたくさんあると思います。

また「資格」というものは取った時点では「スタートラインに立っただけ」というのは、どんな資格でも同じ。本当の修行はそこから長い年月をかけて、経験を重ねていきながら成長していくものであることは、誰にとっても同じことだと言えますね。

そんな中、お互いの人生で全く接点がなかったにも関わらず、同年代で「指導者としての経験」をほぼタイムリーに同じような考えで歩んできた、中谷さんとの出会いは、僕にとってこれ以上ない「心の友」を得たような喜びに感じています。

アーティストと指導者の違い

バレエダンサーは「芸術家」です。芸術を進む者は「個人の感性、芸術性」を高めていきますから、そういう意味では「同調できるパートナー」を見つけることは、なかなか難しいと思います。

ですから、自分が何を感じて踊っているか。何を想っているかを完全にシェアできる同志がいるのであれば、それはとても幸せなことだと言えますね。

でもそれは、指導者にとっても同じことが言えると思います。

自分が何を伝えたいのか。どう伝えれば伝わるのか？

指導者同士で情報交換してみたとしても、なかなか意見や考え方がうまく同調することは少ないのではないか？と感じています。

また「指導者」というのは、何かを教える立場ですから「指導法を学ぶ」という機会は、しっかりとした資格がない場合は「現場の経験」や「それまでの活動や実績」などがベースになるでしょう。

今回、中谷さんとお話をして、さらに深く「指導について、同じ思いをしている。同じ観点で指導を見ている」と感じました。

僕は他にも「武道」を学んでおりますが

『道を究める』ということは

全てのジャンルに共通するものがあります。

まだまだ『道を進んでいくもの』として

たくさんの皆さまとこの

「バレエ安全指導者資格」を通して

シェアできることがあればいいなと

願っております。