「痛み」は避けるべきか？

体が何らかの「痛み」を訴える。

それは確かに、人間の体が持つ

「どこかに異常がある」という

警告のサインなのでしょう。

もし「痛い」という感覚が

発生しなければ、その人は

体の異変に気付けずに過ごし

深刻なダメージを受けてしまうのでしょう。

では「痛み」を感じる時

それは必ずしも、避けなくてはならない

「よくない事」として

受け止めるのが正解なのでしょうか？

「痛みを乗り越える」ことはできるか？

「痛み」が発生すると、まず人は

・原因を突き止め、治療してもらう

・無理をせず休養して、回復を待つ

などを考えるでしょう。

それ以上に悪化しないように

余計なことをせずに、まずは治すこと

を考える。

それも一理あるでしょう。

でもそれは「根本的な原因」を

取り除いたり改善することにはならないので

治ったはいいが、また悪くなるかもしれない

という状況を保つことになります。

「痛み」の感じ方は十人十色ですが

「痛み」には大きく分けて二種類あります。

「なんとかなるやつ」と

「本当にアカンやつ」です。

僕は両脛に疲労骨折を抱えていましたが

無理をし過ぎると、完全に

折れてしまうという危険をはらんでいました。

だから「どうすれば改善しながら回復させるか？」

を考えながら、踊り続けました。

もちろんずっと

ものすごく痛かったです。

これは「なんとかなるやつ」です。

そして「本当にアカンやつ」とは、

もちろん無理をすれば悪化することが

確定しているような怪我や病気なのでしょうが

僕の感じてきたところでは

本当に痛くて耐えられないものは

精神的な負担が強く影響するのか

本当に動かせなくなると思います。

動かしたくても、動かせないんです。

それでも、ここ一番の

「どうしても今、やらなくてはならない」

というシーンでは

アドレナリンなのか、火事場の馬鹿力なのか

精神的なロックが外れてしまい

痛みを忘れて乗り越えてしまって

終わった頃には「治ってしまう」という

不思議な現象の方が多かったです。

まあ、今抱えている痛みが原因不明で

なんとかなるのか、ならないのか

自分ではうまく判断できないのであれば

まずはお医者さんに診てもらって

相談を受けた上で行動した方が

いいのかもしれませんが

「痛いから」というだけで

目の前のチャンスをふいにしてしまうと

なかなか上手になれないかもしれません。

時に勇気を出して

立ち向かっていくことも

オススメですよ♫