大好きな時間

昔からそうですが、稽古場に一人でいる時間がとても好きです。

バレエ団で踊っていた頃、朝のクラスの前に誰よりも早くスタジオに入って、ど真ん中に大の字に寝転がって高い天井を見上げたり、空間を感じながらのんびり体を温めるのが大好きでした。

そして、クラスやリハーサルの時間も好きだけど、一人で稽古する時間というのもたまらなく好き。

今の環境

現在、スタジオで舞台のためにリハーサルをする事ももちろんありますが、私にとっての毎日の稽古場は「自宅」であり、それをとても快適に感じています。

自宅がスタジオなわけではありませんし、大きいジャンプができるような広さはありません。

4月の緊急事態宣言をきっかけに、自宅の一部屋をレッスンができるような環境に整え、のぶ先生がバーを作ってくれました。

私達がオンラインレッスンを提供させていただいている空間。そこで普段は自分の稽古をしています。時々、すぐ隣の部屋でのぶ先生のクラスを皆様と一緒に受けたりもします。

姿見はありますが、大きな鏡はありません。その代わり、というよりも大切なのは「自分の感覚」だということに改めて気付かされています。

そしてその時間と空間がやっぱりたまらなく好きで、こういう時間を持てることに感謝していますし、私自身がいつでも舞台で踊れるように体も心も整えるようにしています。

「自分」を主語に

バレエって、時間がかかります。

今日言われたことが明日できるわけではない。そして進化するためには稽古が不可欠です。

そんなとき、支えになってくれるのが「自分自身の感覚」だと思っています。

やろうとしていることをやってみて、どう感じるか。

アドバイスされたことをやってみて、なるほど！と思えたときの自分の感覚。

主語はいつでも「自分」。

レッスンを受けるときも、自分で稽古をするときも、いつも向き合っているのは「自分自身」です。

お一人おひとりが自分と向き合って今の状態を知り、自分の可能性に気づくこと。

新しい感覚に出会う喜び。

自分の変化、進化を実感し、これからの自分を楽しみにできること。

私達のオンラインレッスンでは、そこをとても大切にしています。