今年もどうぞよろしくお願い申し上げます

先日は、すごい雪でしたね。

我が家周辺は銀色の世界、なかなか見られない景色に大はしゃぎの息子さん。

その日は年明け初のスイミングのお稽古で、雪が降る中出かけて、行く途中に雪まみれになりながら雪だるまを作り、泳ぎに行ったという（笑）

そして終わって出てきたら髪の毛はビチャビチャで、さぞ寒いだろうと思いきや、再び

「はしゃいでいーい？」

と大喜びで小躍りしながら帰っていきました。

こどもってすごい。

雪でこんな楽しんでる姿を見られて、雪に感謝です。

今年もまた

そんな彼を見ていると、教えられること、思い出させてもらうことが本当にたくさんあります。

小さかった頃、バレエがない日も学校から帰ってくるとランドセルを放り出して、お父さんが持っていたクラシック音楽をかけまくり、思うままに踊りまくっていたときのこと。

うまいとか下手とか、できてるとか出来てないとか、そんなこと考えたことなく、ただただバレエに夢中で、なんの確信もないのに「絶対バレリーナになる」と決めていた頃のこと。

40年以上、私の人生をかけて続けてきたバレエは、そんなこども時代の

「バレエって楽しい！」

「踊るのが好き！」

から始まりました。

何があっても続けてこられたのは、多分ここがあったから。

コロナ禍が一つのきっかけとなり、自分のこれからの生き方を考えたときに、もう自分が踊るということを諦める時期が来ているのかな…という考えが、ふと頭をよぎることもありました。

でも、やっぱり踊り続けたい。

もっともっといい踊りがしたい。

そう思うのなら、辞めるのは今じゃなくていい。

先日、以前舞台でご一緒させていただいた、尊敬するある先生にお会いできたとき

「踊れるんだから、踊れるうちは踊りなさい。

大人のダンサーのいい踊りが見たいわ」

こう仰って、肩を叩いてくださいました。

すごく嬉しかった。

今年もまた、こんなにも素敵なバレエという芸術を伝える人間として、そして踊る人としても、ただ前を向いて

真摯な気持ちで、バレエに携わっていきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。