先日、チャリティーバレエ公演in横浜にて

藤野暢央＆富村京子ペアで

「ロミオとジュリエットのパドドゥ」を

気持ちよく踊らせていただきました。

劇場にお越しいただいた皆さまに

心から感謝しております。

バレエ上達のカギを握る『表情』

バレエを練習する上で

姿勢を正したり、つま先を伸ばしたり

脚を高く上げたり、腕をきれいに動かしたり…

やることがたくさんあり過ぎて

一気に全部まとめてやろうとすると

きっと逆にバラバラになってしまいそう…

でも一つ！

大事すぎることを

忘れてしまっている人が多すぎます。

それは

「素晴らしい踊りをしている人の顔」

を、作ることです。

表情を指摘して、改善してくれる先生は

なかなかいないでしょう。

そして表情って、自分の目で見て

確認できるものではないので

いっぱい想像して

どんなお顔が「清々しいお顔」なのか

自分で考えて作っていくしかないです。

「素晴らしい踊りをしている人の顔」って

無理やり作った笑顔ではないです。

必死で辛そうに踊っている顔でもないです。

驚いた顔でも、ボーッとしている顔でもないです。

「清々しいお顔」です。

『表情』を作らないと 話にならない

踊りを見ている人は、大半が

「顔を中心に。全体像を見ています」

足ばっかりジーっと見ている人は

なかなかいないと思います。

ですから、パッと見た感じ

顔の雰囲気がおかしい人は

やはり踊りにも不自然さが

見えてきてしまいます。

ピラティスの体作りを通して

はっきりと言えることなのですが

「表情が突然に崩れる人」は

体のコントロールも突然に崩れます。

「表情が一貫して強い人」は

体も強いコントロールを持っています。

「いい表情」というのは

顔の作りが良いとか、良くないとかは

全然、関係ありません。

どんなに美しいお顔立ちでも

質の悪い性格とかは、表情に出ますし

多少ブサイクだったりしても

とんでもなく素敵な表情だったら

みんなから愛される存在になります。

バレエのテクニックや、体のことなどは

時間をかけて、努力をすれば

どこまでも改善していけるところはある。

けれども

「素敵な表情作り」は

そこに深い意識と、情熱を注がなければ

始まることすらありません。

「素晴らしい表情」を手に入れれば

もう素敵なダンサーです♫