今日もたくさんの方々とのレッスンを楽しませていただきました。

コロナ出現の頃から始めたオンラインレッスンでは、当初から私たちのレッスンを受けていただいている方々も多く、あっという間に一年以上のお付き合いをさせていただいております。

レッスンでは指導者と生徒さんの関係であるのは確かなのですが、ある程度の期間を一緒に過ごしていると、一人ひとりの生徒さん方の性格や生活も見えてきて、毎回お会いするのを楽しみにレッスンを行なっております。

生徒さんから「〇〇が変わった！色々と良くなっていくのが分かる！」とのお喜びの声もいただいているのですが、今回は僕の目から見て「明らかに変化していること」をお話ししたいと思います。

「運動」の基盤になっている部位

ピラティスでもバレエでも、体作りの基盤としてまず注目するのは「背骨」や「腹筋」といった、体幹のベース、体型の芯になっている部分ではないでしょうか？

背骨や腹筋をどうにかするというのは、もちろん最重要事項だと思うのですが、背骨や腹筋というのは「それ自体をどういう風にしたい」というイメージは、実はなかなか入りにくく、どちらかというと「その人が何をするのか？何をしたいのか？」によって、それに伴って「形を成していくもの。デザインされていくもの」と言ったほうが適切だと感じます。

言い換えてみれば、

運動資質が高そうな人の、自らジャキーンと立っている感じの背骨と

ヒョロ〜ンと細長く立っている感じの人は全然違う。

鍛えてバッキバキに割れている腹筋の人と

猫のようにグワ〜ンとしなやかに体をくねらせることができる人の腹筋とは

明らかに違うものと言える。

「その人が何を目的として体を構えているか？」

「その人の体が何を求めているか？」で

大きく性質が変わってくる場所だと言えますね。

ですからはっきり言ってしまうと

「背骨をこういう風に動かしてみましょう」とか

「腹筋にこういう力を入れてみましょう」とか

ストレートな指示をしてみても「まず伝わらない」というのが面白いところなんです。

そこで今回お話したいのは…

ダンサーとして自分は「腕や脚、もちろん頭も自由自在に動かしたい」といつも思っているので、肩関節、股関節、そして首の「自由すぎる動かし方」を目標にしております。

特に「股関節」はその人が「どういう風に体を動かしたいか？」を、ご本人以上に語ってくれる部位になっています。

僕のレッスンにいらっしゃる方で「股関節に問題がありまして…」という人は、基本的に運動することを少し怖がっているところがあります。

その「不安感、不信感」を溶きほぐして、開放してあげることで…

ナントっ！股関節の可動域は広がって踊り始め、股関節の性質が変わっていくことで、ご本人さまの性格も運動資質もどんどん開拓されていきます。

そしてご本人さまが気づかないうちに…

ナントっ！「脚が長くなってます」！

僕も見ていてビックリさせられることが多いので

まだまだレッスンは楽しく続いていきそうです♫