ケガや病気は 学びの種

先日、バレエジャポン主催の認定コース

『バレエ安全指導者資格』の第一回の

全工程が無事に終了しました。

今回のこのコースで『足関節』と『感覚』において

講義をさせていただけたことを、心から光栄に思います。

この認定コースでは、タイトルにも含まれている『安全』というものをテーマに、内容が構成されていますが、そもそもこの『安全』というもの自体に、普通に暮らしている人々はなかなか、ピンとこないところがあるのではないでしょうか？

皆さんは人生において、何かしら病気やケガをされた事はありますでしょうか？

僕は少なからず、何かしらケガや病気をしては、そこから何とか回復して、また一歩ずつ前へ前へと進みながら、今まで生きてきました。

偉そうに言ってみましたが、ごくごく普通のことですよね。

でもその「病気やケガをしても、治るのが普通のこと」と感じてしまうことに、危険が潜んでいます。

何か病気やケガをしたら、まずは皆さん「お医者さんに相談」されて、専門的な知識や技術をもって「治してもらう」ことを考え、処方された薬を素直に飲んで「自然に治ること」を願うでしょう。

でももしも、病気やケガをしているのに、誰も何も教えてくれない…治してくれない…。そもそも一体、何がどう悪いのかも全く分からない…なんて状況に陥ったりしたら、自分だけで何ができるか？なんて、想像できますでしょうか？

怖いイメージでお話してしまって申し訳ないのですが。

ケガや病気をしない体づくりは『精神』に関係する

人の体には『恒常性』というものがあって、悪い要素、要因があれば、本人が気づいていないとしても、勝手にでも「元の正常な状態」に戻ろうとします。

若ければ若いほど回復力は早く、その逆もまた然り、ですね。

肉体的な条件により抵抗力や回復力は大きく異なりますが、そこには『精神的な力』も大きくプラスマイナスの影響を及ぼす事は、皆さんもご存知のはずです。

「どうせ何やっても治らんわ」と言っていると、本当になかなか治らん。

「絶対治して、また立ち上がってみせる！」という意気込みは、完治することが不可能な病やケガであっても、その人を『頑張って生きる行動』に掻き立ててくれるはず。

これはケガや病気をしている時のみならず、割と「普段の正常な状態」のときでも、考えるに値する大切な意識です。

食事に関しても「時々、自分が何を食べてるか考えてみる」

運動にしても「時々、自分が一体どんな動きをしているか考えてみる」

普段の生活で「時々、自分がどんな時間の過ごし方をしているか考えてみる」

結構、大事なポイントですよ。

何かに気づくことがあれば

是非、実践してみましょうね♫