バレエ基礎テクニック「遠くを見る」

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視線で変わってくる「自分の在り方」

 

バレエでよくある注意の一つ

「〇〇の方、ちゃんと見なさい!」

 

主にアンオーなどの「腕を上げたポジション」で

「手の方を見なさい」と言われるのは

まっすぐ前を向いてボーッとしていないように

するための注意と捉えられますね。

 

例えば「白鳥の湖」などで

コールドバレエが同じ形でズラ〜リと

綺麗に並んでいる姿は圧巻ですが

一人だけ見ているところがおかしかったりすると

それだけで何かが「崩れて見えてしまう」ことも

あったりします。

 

踊り手の「お顔の造り」をどうこういうわけでは

ありませんが

どんなに容姿が美しくても

「目線の在り方ひとつ」で

その人の様子はガラリと変わってくるところがあります。

 

 

どこをどのように見ているか?は…

 

先述したように

「手の方を見なさい」という指示は

時々飛んでくる気はしますが

 

「手」以外の部分で、どこをどう見ろ

という指示は、ほとんど言われないみたいです。

 

でも、正面を向いてボーッとしておくわけには

まいりませんので…

 

どこをどう見るかは

「自分でよく考えて、何を見ているのか?」

を、はっきりと決めなければなりません。

 

人は普通「何かを見ている」という状態は

「近くのものに、視点を合わせている」といった

本当の意味での「視覚的に見る」ということを

していると思います。

 

でもそれって

「近い」んですね。

 

人は近くのものを見るときに

目のレンズを「縮めて」見ますので

顔や首、背骨を知らず知らずでも

ちょっと「引く」という力を入れます。

 

バレエでも他の何かでも

「姿勢を正す」となれば

背骨は「伸びる方に」持っていきたいので

 

「近くを見る」という行為は、あまり適せず

どちらかというと「遠くを見る」という方が

体に起こる現象としては

あっているような気がしませんか?

 

 

そうです。

 

遠くを見る目「望遠レンズ」を使います。

 

目がいい人は「この部屋ではない、どこか遠くの景色」

を想像して見ていればいいし、

 

目が悪い人はそのままに

「想像の世界」に焦点を合わせておけばいいです。

 

慣れてきたら

「ずっと遠くを見ているモード」を

当たり前のように維持してみるのも

 

「遠くを見るテクニック」の

習得に繋がります。

 

是非、試してみましょうね♫

 

この記事を書いた人

藤野暢央

自分の魅力を知る。才能を開花する。自信が湧いてくる。海外でプロの経験を持つバレエダンサー藤野暢央の、独特な発想による体作りを、ピラティスやバレエを通してお伝えします。

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