誰しもが通る「教養の手順」

「今まで一度もやったことないから、よく分からない」というのは、誰にとっても、何に置いても同じ事が言えますよね。

体のことについては、生まれた時にはもちろん「何にも知らない状態」ですし、育ちながら色々と経験して、体感して、学習していくものです。

それはどんなことに置いても同じ事。

経験したから知っている。経験した事がないなら知らない。

それは子どもだけの話じゃなくて、大人になってもずっと同じ。

もし「やった事がない」のであれば、赤子同然に「全然知らないまま」であるはず。

でも別にいいじゃないですか。

今からでもやってみれば

絶対に新しい経験や学び。

プラスになっていく事が山ほど埋もれて

待ってくれているのですから。

楽しみでしかありません。

体の「こ・そ・あ・ど」

頭（知識）と体（感覚）って、しっかり繋がっているのは確かなのですが、話している言語が全く違うところもあって、うまくコミュニケーションが取れていない。という人は多いはずです。

学術的にすごく理解できていても、体を使って証明することはできない人もいる。

体でものすごく上手にできる事があっても、言葉でうまく説明の付かないこともある。

まあ「体への理解」って、それを学び得ることができたとすれば、それは他の誰のためでもない「自分のため」になる事であって、自分への対価になる事だから、説明できる必要はないのかもしれませんね。

さあ！まずは第一歩です。

（バレエで例えますので『踊る』という表現をします）

最初は何も分からないのですから

「どうやって踊る？」を探る必要がありますね。

すごく当たり前のように聞こえますが

この「どのように？」という意識は、初見の時のみならず、永続的に繰り返す方がいいです。

最終的には「自分が、どのように？」と流れていくといいですね。

その次に「そのように踊る」ですね。

これは直接的に（抽象的にも）、疑問や質問に答えてくれる人から得る方がいいですね。

トライ＆エラーを繰り返しながら、相談しながら、一緒に進んでいけるパートナーがいれば最高です。

そして「あのように踊る」に関しては

手の届かない理想のダンサーを目標に、とか。

「一体どうやって？」という疑問があっても、それを答えてくれないような人に対して抱くものです。

だから「あのように」というのは、実質あってもなくても構わないものです。

なぜなら最終的に「自分が全くそのようになる日」はやってきませんし、続けていくうちに「あのようにはならない、なれない」という事が現実化してくるので、あまり固執していると諦めてしまうか、飽きてきてしまいます。

それよりもバネの力で「自分はあのようにではなく、より自分らしく！」と、個性が光ってくるようであれば、尚良しですねっ！

そして最後に「このように踊る」という

完全なる「自分の意思どおりに踊る」という事ですね。

コンクールの審査員をする時に、はっきりと見えて、はっきりと点差を付けてしまうのがこの

「このように踊る人」と

「あのように踊る人」との境界線です。

これはもしかするとバレエの技術（テクニック）により引き出されるかもしれない。

技術や技巧には全く関係のない領域にあるのかもしれない。

とても個性的であり、芸術的である一面になりますから

是非、楽しんで磨いていってくださいね♫