バレエピラティスのカラダ講座『立つ姿勢を考える』

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バレエのレッスンを頑張っている人。

ピラティスで体を整えている人。

 

そんな人たちのために、今日はワクワクが止まらなくなる

楽しいカラダ講座を考えてみました!

 

ふとした深い疑問『立つ』とは?

 

タンデュ

 

私たちはかなりの長い時間、バレエを踊ってまいりました。

何百回と舞台で踊ってきて。何千回とレッスンをしてきたことでしょう。

 

けれどもその中で一度たりとも「バーレッスン」を通さずに過ごしたことはないと思います。

 

バーレッスンとは壁に固定された、或いは重たい脚のついたバレエバーに掴まり、基礎のプリエから順番にエクササイズを流していくことです。

 

適したバレエバーが無い場合は、壁の出っ張りやドアノブでも何でも「掴まるところ」を掴んで行います。

 

でも何で「掴まる」のでしょう?

バーレッスンの後、すぐに舞台へ飛び出ていって踊るのであれば、そこにはもう「何も掴まるもの」はありません。

大手を振るって、自らの脚でしっかり立って、踊らなければなりません。

 

では元々「何にも掴まらずに」練習した方が、為になるのではないでしょうか?

 

というか、他のジャンルのダンスでは「バーレッスン」は無いでしょう。

 

『なぜバーレッスンをするのか?』

実は僕にも、ハッキリとした答えは、今は挙げることができません。

 

一つ言うなれば

「物心ついた時から、バーを握っていた」とか

「バレエの歴史がそうだから」とか…。

 

「立つこと」を創造する

 

 

長い間、バーを握ってレッスンをしてきた中で

学んだこと、気付いたことはたくさんあります。

 

大きいのは「バーを握っているより、握っていない方が踊りやすい」です。

 

だってバーが無い方が「自由に動ける」んですもの。

 

人は、手すりを引いて立ち上がると

腕で引っ張る分だけ『腰を引きます』。

 

手すりを持たないで、膝に手も付かないで立ち上がると

『両の脚をしっかり踏み締めて』腰を上げます。

 

バーにしっかり掴まって、

その場に踏み止まって「えいっ」と片脚を振り上げると

『腰が引けます』。

 

「ぐいっ」と体を引き上げようとすると

『腰が下がります』。

 

どこか遠くの方を見ながら

「あそこへ行きたい」

「あそこに見える丘の上で踊れたら、どんなに気持ちいいでしょう」

とか思いながら動いてみると

 

自然と「バーを持っていることを忘れている」ことでしょう。

 

僕は今では「バーを持っている芝居」をしながらレッスンしています。

 

 

…ピラティスでは、マットの上で「仰向け」になって行うエクササイズが多いです。

 

バレエダンサーや他のスポーツ選手などでも、ケガや何かのリハビリのために「フロアバー」などを行って、体幹を鍛え直すのにお勧めできる行為です。

 

そもそもジョセフ=ピラティス氏は、負傷した軍人のトレーニングのために、病院のベッドを今の「リフォーマー」に改造したことから、フロアエクササイズを発案されました。

 

でも「立ち振る舞い」や「立って行う運動」や

「立っている(身を起こしている)時の姿勢」を基準とした

体幹トレーニングなのに

 

なぜ「寝ながら行う」のでしょう?

 

それは、床に身を任せて「ただ寝転がっているだけ」ではないから、です。

 

先ほどの「フロアバー」の写真を、ちょっと動かしてみましょう。

 

 

少々無理があるように感じられますが…

「壁に背を当てて、立っている」ように見えますでしょうか?

 

仰向けに寝転んで、まっすぐ前を向いた先には

「まっすぐ平面に、こちらを向いている天井」があるでしょう?

 

フロアエクササイズでは

「まっすぐ天井に向いて、立っている」と想像しながら

行ってみてください。

 

バレエでも

「バーを横に掴んでいる」のではなく

「正面に向かって踊っている」と想像できると

少し感覚が変わってくるでしょう。

 

重力を背にして

「しっかりと立とう!」と思う意識

 

今までにない「背筋の伸び」を感じられるかもしれませんよ♫

 

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商品紹介

オンラインでの特別クラス60分。

講師:藤野 暢央

 

 

【ご用意いただくもの】

水(液体)の入ったペットボトル:1本

 

容量はお好みのサイズをお選び下さい。大きいものは重く、小さいものは軽いということは明白ですが、それが直接の難易度にはなりません。

 

発熱や病気などの体調不良による欠席は「当日キャンセル」となりますのでご注意下さい。

 

骨、関節、筋肉に関わる何かしらの不安や症状をお持ちの方は、事前にご相談下さい。どちらかというと、このクラスのテーマは適したものでお勧めになります。

 

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藤野暢央(ふじののぶお)が「一味違った体作り」をお伝えします。

 

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レッスンについて

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長く海外でプロのバレエダンサーとして経験を重ねてきた

藤野暢央 & 富村京子 が「本場の踊り方」をお伝えします。

 

バレエの基礎レッスン「バーレッスン」を行いますので、椅子など何かバーの代わりになるものをご用意下さい。

 

バレエが初めての方も、上級者の方も

ご自分の時間と空間でゆったりお楽しみいただけるクラスです。

 

この記事を書いた人

藤野暢央

自分の魅力を知る。才能を開花する。自信が湧いてくる。海外でプロの経験を持つバレエダンサー藤野暢央の、独特な発想による体作りを、ピラティスやバレエを通してお伝えします。

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