できるのに やらずにいるのは もったいない

「重たい腰を上げる」と聞くと

長く座っていた状態から、ようやく立ち上がる様を想像すると思います。

ただ「立ち上がる」というだけなら、その時だけのことで済むかもしれませんが、もしそこに「しっかりとした動機（モチベーション）や、やる気」が入っていなければ、回数が重なっていくと辛くなっていってしまうかもしれません。

「そのつもりはない」→（膨大なエネルギー）→「やっとそのつもりになる」

それならば

「立つつもり満々である」→（最低限のエネルギー）→「もう立っている」

と考えるのはどうでしょう？

「気持ち」というものはなんとなく

どこかから不思議と湧いてくるような

空気のようなものにも感じられるかもしれませんが

しっかりとしたエネルギーの塊です。

いきなり強く入れてみようとしても

筋力や骨格と同様に、基盤がなければ入らないかもしれません。

日々、少しずつ育てていくことが、大切ですね。

『腰』は常に上がっていて 損はない

バレエでは専門用語と思えるような

「引き上げ」という言葉があります。

言葉で想像がつくような「体が引き締まって、上がっている状態」のことなんだと思います。

けれども踊る時だけ突然に引き上げる訳ではなく

またバレエをやっていなくても

「引き上がっている」方が、得することばかりだと思います。

ご覧の通り「腰を一段上に上げようとしている」のですが

ただ筋力でぐいっと上げているだけではありません。

どちらかというと「気持ち」で

昇ろう昇ろう…と上を目指して

維持していることで

「落ちないようにしている」と言った方が

正しいかもしれません。

ハッ！という急激な上昇ではなく

ジリジリじわじわと、年月をかけて

登ってきた途中な感じです。

この『腰』の筋膜はもちろん

腰を取り巻いている「腹筋群」も全て

動機は筋力ではなく『感情からきている』部分が大きいです。

モチベーションが上がれば、筋膜は悠々と昇ってきます。

腰やお腹が上ってこれば「気持ち」も軽くなっていき

ダブル効果でアップしていきますよ！

まだまだ続いていく毎日。

少しずつじっくりと、時間をかけて

「引き上げて」まいりましょう♫