「手でできること」は無限大

触れる。触れられる。

ものを使う。創りだす。

形を成す。表現する。

強く力を入れる。やさしく力を込める。

手にできること。

手から生まれ出る感覚や想像力は

あまりにも多すぎて、偉大すぎて

自分の「手」なのに、信じられないほどの

無限の可能性を秘めているような気がします。

手を動かすことは

脳の良い刺激になる。

それは確かにそうだと思いますが、

「手にできること」をもっともっと

引き出してきてあげることで、

生き方も性格も、人生観も

ガラリと変わっていくことは

間違いないと信じます。

手は顔以上にものを言う？

上の写真を見ていると、

一見すると「たくさんの手だ」と

思うかもしれませんが、

ほんの少し眺めていると

それが女性か？男性か？

大人か？子どもか？

強そうか？弱そうか？

優しそうか？厳しそうか？

一体どんな人なんだろう？って

気になってきませんか？

「人の手」って、

あまり直視しないところかもしれませんが

ようく観察してみると

その人の個人情報をもれなく

物語っている部分になります。

バレエは全身を動かして踊っていますが

手の指、一本一本にまで

「どういう風に動かしているか？」の

意識を入れて動かしてみましょう。

その意識がはっきりとしたものであれば

観ている人に「そのように動かしている」

というのが、そのままはっきり伝わります。

もしそうでなければ…

手の動きがまったく「お留守であれば」…

「この人は、手のことをまったく忘れている」

ということが、はっきりと伝わってしまいます。

それは言葉を変えれば

「自分の体が何をしているか、あまり感じてなさそう…」

とも見えてしまうかもしれません。

手ゆびのエクササイズ

さてさて、ちょこっとエクササイズしましょう。

「手の指一本に

インクをスッと塗って

紙にピッと塗り付ける」

と、想像してみましょう。

まずは「どの指を選んだのか？」

「その指のどこにインクを付けて」

「どのように塗ろうと思ったのか？」

自分で「そうしようと思ったこと（事前）」と

「そうしてみて、どうなったのか？（事後）」を

じっくりよく感じてみましょう。

数多あるパターンの中から

あなたが選び出したその方法は

「ただの偶然ではなく」

意識的に「そうした」ものだと

感じ直してみて下さい。

次に、「最初に選んだ指」以外の

全部の指それぞれで

「まったく同じこと」を

試してみましょう。

それぞれ全部に

「独特の違った感じ」を

見せてくるでしょう。

そうしたら最後に。

「全部の指で一気に。同じように塗ってみましょう」

その先にはまだまだ

「楽しい感覚」が

待っていそうな気がしますね♫

来月は特別クラス

『手足のゆびトレ』を

開催します！

藤野暢央