綺麗なお顔　も大事だけど…

正面から写した自分のお顔を見て「これが私」と納得できる。でも後頭部から撮られた自分の「後ろ姿」を見て、果たしてそれが自分であると認識できるでしょうか？

意外にも「自分の後ろ姿」をよく知らない人は、結構多いと思います。そしていざ自分の後ろ姿を写真やビデオで見た時に、いい姿勢だと納得できる人はそんなに多くないのではないでしょうか？

思った以上に短く座っている首…丸く狭く強張っている肩…

いい顔よくない顔。人は自分の印象や美意識を「顔」に持っていってしまうところがありますが、髪型を含む「頭部全体のバランス」も大事ですし、その頭部が繋がる首すじや肩のライン。そして足腰に至るまでの「全身のバランス」までも、自分を引き立てる大切なポイントだと捉えてみましょう。

背骨が繋がるのは「後頭部」

鏡を前にして自分を見るときに意識するのは「顔」。顔を見ている時に「耳より後ろの後頭部」を意識することはなかなか難しいですね。

「顔」というのは頭の前半分。後ろ半分が後頭部です。背骨のラインは首すじへと昇り、頭部へと繋がっていますが、骨として繋がっているのは後頭部です。なので背すじがまっすぐかどうかを確認するためには、顔を意識するより「後頭部から真下に背骨がいるか？」を感じる方が、適切な繋がりを捉えることができますね。

後頭部と首すじが垂直で直線状に並んだ時に、肩は広がりを感じ、頭は「首の上に立った感じ」がするはずです。

体をいい方向に正していく。肩こりや腰痛、足腰の不具合などを改善していく方法はたくさんありますが、まずこの「頭部を背骨上に立てる」意識を試してみてください。体の様々な「解けない謎」を解いていく重要なカギのひとつになることは間違いありません。

「自分の後ろ姿」を含み、景色が良くなりますよ♫