「ちゃんと」ってなんだろう

1.　与えられたアンシェヌマンを間違えずにちゃんと出来たら嬉しい。

2.　指導者がアドバイスしたことがちゃんと出来れば嬉しい。

3.　自分自身が、「こんなふうに体を動かしたい」と感じたり思ったりして、思ったとおりに自分の体を動かせたら嬉しい。

人それぞれに感じ方は違いますが、たぶん一番身について、喜びになり、気持ちや体の財産になってくれるのは、3番目の感覚だと思います。

そしてそれはやっぱり大変だったりします。

「こういうふうに体を動かしたい」

「こんなふうに踊りたい」

それを探して、やってみてを繰り返しながら、悩みながら練習を重ねながら、自分にとって

「こうなりたい！」

を追いかけ続けます。

だからこそ私達は日々稽古を重ねます。

大切にしたい「自分への好奇心」

バレエは生もの。

そして生き物。

あくまでも私の考えですが、バレエには

「完璧」

というものはないと思っています。

どれほど世界的に有名で、はたから見たら完璧に見えるダンサーでも、その方自身が

「私は完璧な踊りをした」

とは思っていないのではないでしょうか。

言い換えれば、どれほど鍛錬を長年積んできたダンサーでも、常に成長を求め、成長し続けているということ。

そして私達は生ものだから、年齢と言わずとも体だって感覚だって日々変わる。

何よりも大切なのは、

「今」を積み重ねていくこと。

レッスンにも取り入れてみてくださいね。