納得のいく背中をクリエイトする

今日も楽しい楽しい

「バレエTVライブトーク」でした。

最近（以前から？）お話の内容がマニアックすぎて、視聴者の皆さまがついて来れていないかと、ちょっと心配になるところもありますが、難しいお話の中にもちゃんと隠されている「大きなヒント」を、しっかりと拾っていただいているようで何よりです。

今回のトークの中で「背中は丸ごと上げればいい？」というコメントをいただいて、かなり後半の方でしっかりとしたお返事ができなかったので、ここで少し「背中の在り方」についてお話ししたいと思います。

背中に入れる力って…

ギュッと締めたいとか、ババっと開きたいとか…

直接に背中を〇〇したいという力は

もしかしたらしっかり入るかもしれないけど

「動く」ということに対して

あまり大した役に立たないことばかりです。

背中に対して入れる力とか動きって

「今から自分は何をしようか？」という

イメージが直接に、パワーとなって影響が出ます。

「あの塀の上に跳び乗ろう」とか

「横たわった姿勢から座った姿勢に起き上がろう」とか

「クルッと一周回って同じ向きに戻ってこよう」とか

自分自身の背中が、今いるところから違うところへと

大きく動くイメージを素に、適した力を発揮してくれるものです。

難しいのは

「今いるところから、さらに上に」と思うこと。

椅子から立ち上がるのにも

足腰にガガっと力を入れて

どっこいしょ、と立つのではなく

すっくと背中を立ち上がった位置へと

自ら持ち上げる。

それを癖にしてしまうように

いつも行動していると

「背中でしっかりと立ち上がる」という

当たり前のイメージと、背中に入る力が

確立していくと思います。

要するに

「どっこいしょ」と言ってしまう癖を

なくした方が良いということですね♫

背中は「もっと良いこと」を知っている

背中が持っている運命や使命って

実は「体をしっかり起こすこと」なんですね。

だからある意味「姿勢を正して、背筋を起こす」ということは、背中がやるべきこととして「当たり前のこと」で

それがもし、普段からできていない、やっていない、というのであれば、それは「やっておいた方が良いことを、サボってしまっている」ということになりかねません。

自分の背中が「背中を起こすのは、当たり前のことなので…」と言えるようになれば、背中は「次は何をすれば良い？」と尋ねてきますので、そうしたら…

「じゃあ腕をもっと大きく、大らかに動かして下さい」とか

「脚を大きく開きながら動いてみてください」とか

「もっともっと！こうできるはず！」という

プラスになる、ポジティブになっていく動きを

どんどん注文していくことができるようになります。

だからまずは

「自らをしっかりと起こす方法」を

背中自身が認識して、確立して

そこから「もっと自由に踊る方法」を

まだまだ楽しんでまいりましょう♫